京野日記

女、妻、母、エンジニアとしての生き方を考えるブログ

Amazon Echo Spot 変態ストーカー機能

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育休で実家に帰省中です。

将来、実家の両親とテレビ電話をすべく、産前にAmazon Echo Spotを購入して自宅マンションと実家に設置したわけですが、Alexaアプリを触っていて思いがけずストーキング機能に出くわしました。

今回は、そんなAmazon Echo Spotの気持ち悪い機能をご紹介。(2018/10/16現在)

 

1. 監視カメラ

これは公にうたっている機能なので今更紹介するまでもないかもしれませんが、Amazon Echo Spotが置いてある自宅の部屋の中を監視することができます。

これはスマートフォンにインストールしたAlexaアプリから行うことができます。

以下の記事で紹介した「呼びかけ」機能のことです。

kyonoblog.hatenadiary.jp

この機能のすごいところは、スピーカー側で応答などの操作をすることなく、強制的に監視カメラを起動することができる点です。音も聞こえます。相手が受話器を取るという操作が必要な電話とは大きく異なります。

覗かれたくない場合はスピーカーのカメラ機能をオフにしておきましょう。(スピーカー上部にボタンがあります。)

私のスマホは自宅マンションのAmazon Echo Spotに紐付いているため、自宅マンションの様子が見えます。実家のAmazon Echo Spotに呼びかけはできません。どこに呼びかけできるかは、Alexaアプリがどのスピーカーに所属しているかに依存します。

はじめ電話機能だと思って呼びかけしてみたら、旦那が出勤したあとの薄暗い自宅リビングが映し出されてゾッとしました。

2. コマンド履歴(しかも音声データ)

Alexaアプリを立ち上げると、最近のアクションが表示されます。聴いたニュースの履歴、音楽の履歴、有効にしたスキルの履歴…。それだけでもなんとなく嫌ですが、もっと気持ち悪い履歴を見る(聞く)ことができるのです。

それは、メニュー>設定>Alexaアカウント>履歴 で表示することができます(iPhoneの場合)。

ここにアレクサに実際発動した具体的なコマンドが見えるのですが、それだけではありません。実際にアレクサに向かって発した音声が聞こえるのです。

コマンド履歴一覧に表示されるコマンドは、録音された音声を文字に起こしたもの。

そこに再生ボタンがあり、押してみると録音された声が聞こえます…。

うまく発動しなかったコマンドについては、文字として表示されていませんが音は録音されているという状況。Amazon側ではうまく発動したものしなかったもの含め、音声データも集めているのでしょう。

なにげなく再生ボタンを押すと、私のいないマンションで、旦那さんがアレクサと会話しているのが聞こえました…。

 

「アレクサ、台湾で人気の果物ってなに??」

 

なにこれ可愛い。

何か聞いてはいけないものを聞いてしまったような気分に陥りつつ、最近は休日出勤で忙しく、しばらく会えていなかったので、久しぶりに旦那さんの声が聞けてほっこりしました。

しかしこんなのチェックされていたら気持ち悪いですね。

3. 電話帳

Amazon Echo Spot本体はオーナーとして特定の一人に紐付ける必要があります。それは電話番号で認証され、端末が特定されます。そのため、Amazon Echo Spot上の電話帳には、そのオーナーの電話帳が紐付きます。つまり、電話帳が丸見え。

「アレクサ、電話帳を開いて」といえば、オーナーの電話帳が開かれてしまいます。

とはいえ、過去の記事にも書いたように、あくまでアレクサアプリの電話帳であって、スマホに登録されている連絡先が全て詳らかになるわけではありません。(電話帳は見られないけれど、Lineアプリ上の友達が見られるみたいな感じ。)

4. メッセージ

上記の電話帳と同じ理由で、オーナーのメッセージやり取りも丸見えです。

つまり、リビングに置いてあるAmazon Echo Spotを共用スピーカーとして使用した場合、そのスピーカーのオーナーはAlexaアプリ上から、オーナー以外はAmazon Echo Spot上で、メッセージ履歴や通話履歴、使ったスキルを確認することができてしまうということです。

 

ちょっとこれはプライバシー的にいかがなものかと思います。